赤城山はカルデラ湖の大沼の周りを囲む外輪山の総称です。
標高1828mの黒檜山を主峰に駒ケ岳、荒山、鍋割山、鈴が岳、長七郎山と連なっています。
今回は黒檜山と駒ケ岳を登ります。
赤城山は前橋駅からバスで1時間。
今まで何度もバスに乗りましたが、
今回初めて座れないかも!と思うくらいの大行列。
そうでした、今日は三連休でした。
忘れてた。
何とか座れましたが、車内はすし詰め。
恐るべし、三連休。
黒檜山と駒ケ岳に登る時、私は黒檜山から登ります。
なぜか。
急登だからです。
下りの急坂は滑って危険。
駒ケ岳は階段が整備されているので、そちらを下りに使います。
黒檜山の登山口は、赤城神社の先にあるのですが、
前を歩いていたカップルが、登山口でもめています。
こんなに急って知らなかった。
だまされた。
女性が怒っています。
男性の趣味である登山に、無理に付き合わされているのでしょう。
登山が趣味の人以外は、
山登りなんて、ただただつらいだけですよね。
私が思うに、登山を楽しめる人は限られた人だけです。
どんな人か。
根気と体力があって、
日常生活において同じことをコツコツできる努力タイプの人。
こういう人は、登れば必ず達成感を味わえる登山にはまりやすい。
しかしそういう人のパートナーって、そうではない人が多い。
お互い自分にないものに引き付けられますから。
だから、登山はそれを趣味にしている仲間と登るか、
一人で登りましょう。
無理に誘うのは危険です。
そう思って登っていたら、前を行く家族。
母さんだけが登山好き。
父と二人の娘(小学生)は嫌々登っています。
父には別の趣味があるらしく、
前回それに付き合って数万円も散在したようで、
今回は私の趣味に付き合ってっもらうわよと。
母さんだけがリュックを背負い、
(2リットルのペットボトルが入っている!)
家族が脱いだ上着も収納。
しかし、母さんもリュックは夫に背負ってもらいたかったようで、
持ってくれないことを不満に思ってぐちぐちうるさい。
お願いだから、登山の強要はやめましょう。
母さん一人で登って、
後の三人は大沼でスワンボートでも漕いで待っていればいいのに。
ああ、三連休はもっと地味な山を選ぶべきだった。
人が多すぎる。
そしていつもの黒檜山は登りの人ばかりなのに、
駒ケ岳に行かないでピストンする人が多いのか、
危険な急坂を下山してくる人、人、人。
それも子供を背負って。
おいおい、転んだらどうするの。
心配だなあ。
なんかリフレッシュしに山に来たのに、
他人が気になって集中できない。
そして暑い!
登る前は寒いくらいだったのに、
汗がぽたぽた落ちるし、
髪が汗で固まってしょっぱい。
でも時折吹く冷たい風が心地いい。
前を歩く父親と楽しく登る小学生男子が、
風が冷たくて気持ちがいいねとつぶやく。
そうだね。気持ちがいいね。
そして君は登山が好きなんだね。
お父さんと登れて幸せだね。
おばさん山は今日も一人です。
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