南高尾 セブンサミッツ

中央線

 高尾山はとにかく人が多い。

山を登るというより人込みを歩くという感じ。

8時前に高尾山口の駅に着いたのに、すでにトイレは長蛇の列。

ほとんどの人はケーブルカー乗り場の方向へ歩き出すが、

セブンサミッツを歩く人は、国道20号を渡る。

人混みを背に歩くので、ちょっと優越感。

 私はずっとコースタイム4時間が限界の登山者だったので、

セブンサミッツにチャレンジする日が来るとは夢みたい。

だってコースタイム8時間もあるんです。

無茶でしょ。

まあ、人気コースのコースタイムは甘めなので、

1時間は差し引いて7時間ってところかな。

(実際は6時間ちょいで歩けました)

来週男体山に登る予定なので、その練習です。

天気も悪いしね。

こういう時は人気のある低山が安心。

 いつもは巻き道を歩くのですが、セブンサミッツですから山頂に行かないと。

しかし、山頂に行っても全く展望はない。

真冬、葉が落ちたら木の陰から景色が見えるのかな。

その代わり登山道から、素敵な景色が見える場所がありました。

ベンチが登山道に平行に設置され、今回そこで景色を眺めながらおにぎりタイム。

隣には私より10歳以上年上の母親とその息子も、おにぎりを食べています。

その息子がおにぎり片手に語る語る。

母親は会話についていけているのか、うんうんとうなずくのみ。

うちの息子も母親相手に語る男なので、

10年後の私たちを見ているような感じ。

内容は今どきの子供たちの生態について。

まず自分のキャラを決め、

自分はこういう人間だからと相手に紹介。

しかし、そのキャラと自分が合わないととても苦しい思いをするとか。

当たり前だな。

そんな話を山の中で、母の作ったおにぎりを片手に語る息子。

なんか、いいな。

私も息子と山に登りたくなってきた。

 大垂水峠でセブンサミッツは終了。

そこからバスで高尾駅に帰る人をみながら、

もうひと踏ん張り。

私は頑張って高尾山に行きますよ。

一丁平からの道と合流すると、途端に人が増加。

さすが、高尾山。

山頂標識前は、写真を撮る人で長蛇の列。

山頂広場は、渋谷センター街並みの人口密度。

紅葉もまだだし小雨も降り始めたのに、なぜ?

ああ、三連休でした。

高尾山山頂より

富士山は見えませんでしたが、なかなかの展望。

 下山は稲荷山コースを選択。

初めてなので期待していたら、ひたすら木道の階段地獄でした。

10人くらいの高齢者団体の後ろを歩いていたら、

前から若いカップルが登ってきた。

先頭のリーダー的おじいさんが、

そのカップルに今から登るなんてと説教を開始。

どうやら山頂から見る夕日目当てのようだが、

今日の天気では無理でしょ。

カップルは爺さんの説教から逃げて登ってきた。

手にはレジ袋に入ったポカリが3本。

ちゃんと水分補給、考えているね。

ケーブルカーもあるし大丈夫よ。

高尾山なんて観光地だからね。

それにしても次から次へと登ってくる人がいるのに、

何で彼らにだけ説教するかね。

かわいそうに。

 下山したらレスキューの車と救急車が乗り込んできた。

けが人がでたようだ。

撤回、高尾山は立派な山です。

しっかりした装備で登りましょう。

2時を過ぎてから山には入らないようにね。

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