バイカオウレンに会いに、高知へ

土讃線

 朝ドラらんまんの植物学者、牧野博士の故郷高知。

牧野博士の愛したバイカオウレンが咲く2月に訪問しました。

関東でバイカオウレンを見るのは困難。

大菩薩嶺付近で4月下旬に咲く情報しか入手できず。

ここは高知に行くしかないでしょう。

と言っても、インフルエンザなどの感染拡大で

人手不足の職場。

とても有休を取れる状況ではありせん。

仕方がないので、夜行バスで往復するプランをたてました。

高知までの所要時間は11時間。

果たしておばさん山には耐えられるのか。

 バスタ新宿を21時15分に出発。

5時30分に鳴門で高知行きのシャトルバスに乗り換えて、

8時30分に高知駅前に到着。

覚悟はしていたが、腰が痛い。

でも初めての高知県。

今日の予定は、牧野植物園でバイカオウレンを見て

桂浜を散策して、温泉でゆっくりして

美味しいものを食べて

20時10分のバスで帰りましょう。

 まずは牧野植物園へ。

2月なので、花が咲いている植物はほとんどありません。

園内を散策後、回廊付近にバイカオウレンを発見!

花の大きさは手の親指爪位でしょうか。

ちょうど目の高さに植えてあるので、

可愛さ倍増!

牧野植物園のバイカオウレン

 もっと沢山のバイカオウレンに会いたくなったので、

桂浜はあきらめて、加茂の里の自生地に行くことにしました。

高知駅から土讃線で土佐加茂駅下車。

すぐ見える場所に加茂の里があります。

そこで入山料を払い、地図と缶バッチをもらいました。

結構登るけど、大丈夫?

と声をかけられましたが、

おばさん山、登るのは得意分野です。

山の中腹にある自生地に着くと、

あたりはバイカオウレンで真っ白!!!

素敵すぎるでしょ。

加茂の自生地に咲き乱れるバイカオウレン

牧野博士がこの花を愛した理由がよくわかりますね。

2月の寒さにも負けず、凛と上を向くその姿。

格好よすぎるでしょ。

自生地を何周もして撮影していたら、

高知方面の電車を逃してしまいました。

反対方面の電車はすぐに来るようです。

2駅先の佐川駅前に喫茶店があるようなので、

そこで時間をつぶすことにしました。

 佐川駅を降りたら、

花の写真のロッカーや、バイカオウレンの乗ったポストなど、

牧野博士の世界が広がっています。

佐川は、どうやら牧野博士の故郷らしい。

知らなかった。

駅前の喫茶店はお休みでしたが、近くにある牧野公園が気になります。

あれ、牧野公園って確かバイカオウレンが咲いていたはず。

これは行かないと。

 牧野公園内には牧野博士のお墓があり、

その横にバイカオウレンが植えられていました。

ここのバイカオウレンは苔の中に咲いていて、

それは見事。

牧野公園のバイカオウレン

ここにはバイカオウレンだけでなく、

セリバオウレンも咲いていました。

こちらはさらに小さく可憐な花。

牧野公園のセリバオウレン

春の妖精たちに出会えて大満足。

幸せな旅でした。

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