四阿屋山とセツブンソウ

秩父鉄道

 秩父の小鹿野町にある四阿屋山。

低山で手ごろな山なのですが、

数年前に上級者コースのつつじ新道で

滑落死亡事故がありました。

初めてセツブンソウを見に訪れた時、

つつじ新道登山口の脇を通るのですが、

通行止めになっていました。

次の年は通行止めは解除になっており、

セツブンソウを見たあとに

つつじ新道から登る人を数人見かけました。

 私も数年前に一度登ったことがあります。

(もちろん初心者コースで)

その日バスを降りたら雨が降り出したので、

ベンチでカッパを着ていると、

おじさんが来て

頂上付近は足場が悪いから

雨が降っているのでその手前で引き返すよう言われました。

その頃は初心者マーク付きのおばさん山だったので、

おじさんの言うことを聞き、

ここから危険の看板で引き返し下山。

途中で花の写真を撮っていると、

先ほどのおじさんが

びしょ濡れで登ってきました。

私がちゃんと引き返すか心配だったのでしょう。

人が亡くなったばかりだったので、

とても神経質になっていたようです。

 今回再チャレンジに訪れたのですが、

昨日雪が降ったようで

バスの運転手さんに気を付けるように

言われました。

登ってみると、頂上付近の鎖場は

雪が付いていて、岩は濡れていました。

が、鎖がしっかりしているので

注意して登ればなんとかなりそう。

鎖場って結構楽しいんですよね。

私が原因で再度この山が立ち入り禁止にならないよう、

三点支持をしっかり守り、

ゆっくり登りました。

 山頂は雪が積もっていて、

真正面に雪のついた両神山が見えました。

その神々しい姿に大感激。

こんな近くで両神山を拝めるなんて、

四阿屋山、登って良かった。

 下山の鎖場は大変危険なので、

登り以上に緊張して下りました。

無事に鎖場を終え、神社でお参りしていると

花粉症祭りの開始です。

そういえば去年もセツブンソウを見ながら

くしゃみばかりしていたな。

その後は鼻をかみながら下山。

セツブンソウはマスク着用で鑑賞しました。

セツブンソウ、何度見ても可愛い花ですね。

真ん中が紫と黄色、葉っぱがギザギザで芸術的なフォルム。

ごつごつした石の間から、こんな可憐な花が顔を出すとは。

春の妖精ですね。

今年も会えてよかった。

無事に四阿屋山にも登れたし、

大満足の一日でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました