新潟 角田山で雪割草

越後線

 春になると、角田山から雪割草開花の便りが舞い込みます。

一度登りたいと思っていたのですが、

越後線巻駅からのバスが、午前中に2本しかないため

アクセスが悪く今まで見送っていました。

8時台のバスに乗るためには、前泊が必要なので

今回は長岡に泊まることに。

長岡より燕三条の方が近いのですが、

ダイナミックレールパックに燕三条のホテルがなかったのです。

このパック、新幹線の往復代金に2000円弱プラスするだけで

ホテル泊まで付いてくるというお得なプラン。

土曜日泊なのに!

まあ、早朝に出発すれば長岡からでもバスに間に合うし、

長岡の方がお店が多い。

一人でお寿司屋さんに入って、

ビールと握りずしを楽しみました。

 そういえば、長岡に来たのは35年ぶり。

友人の結婚式に出席したのですが、

お金のない大学生5人組は

上野から長岡まで青春18切符での鉄道旅を計画。

真夏に結婚式用のオシャレな服を着て

高崎線、上越線を乗り継ぎ

長岡に着いた頃には汗だくのヘトヘト。

帰りはさすがに新幹線で帰ることに。

あっという間に上野に着いたので、

行きのあの膨大な時間は何だったのかと

新幹線の威力に驚いた覚えがあります。

なつかしいなあ。

 次の日は信越線と越後線で巻駅へ。

長岡からは2時間もかかりました。

高校生が次々制服で乗ってきたのですが、

日曜日の早朝になぜ?

新潟の高校生は、日曜日も学校へ行くのかな?

巻駅からのバスには、私を入れて乗客は3人だけ。

お兄さんはザックにワカンをくくりつけています。

えっ?そこまで雪、ないよね。

私チェーンスパイクしか持ってないけど。

 終点で降りたのはワカンのお兄さんと私だけ。

必然的にお兄さんの後ろをついて歩く私。

桜尾根コースで登るはずが、その手前からスタートしてしまいました。

まあこの道も桜尾根に合流するようだし、

そのままお兄さんの後をついて登りましょう。

でもこれが大正解。

このコースは管理人の私有地らしく、

雪割草が沢山植えられていました。

ピンク、白、紫の雪割草が満開。

何回見ても可愛い花ですね。

雪割草とセリバオウレン

 桜尾根に合流してからは、雪割草は少しだけ。

はじめにたっぷり見られて良かった。

そこからは団体さんなど、登山者が増え

にぎやかな山歩きになりました。

山頂からは海が見えたのですが、

あいにく天気は曇り。

海も灰色。残念。

 下山は灯台コースを選択。

海に向かって降りるなんて気持ちがいいのですが、

気になるのはバスの時間。

間に合うかしら。

運よく階段が多かったので

リズミカルに降りていきます。

が、途中から岩々の道に変わり

スピードが大幅ダウン。

怪我に気を付けて、慎重に降りていきます。

強風に体をあおられ、非常に危険な状態ですが

景色は最高。

今度は青空の下を歩きたいな。

 バスの時間まであと15分というところで、無事に下山。

あとはロード歩きです。

ふと前を見ると、ワカンのお兄さんの後ろ姿が!

いざとなったらあのお兄さんに声をかけて、

バスを止めてもらいましょう。

5分前にバス停に到着し、

時刻表を確認すると

12時20分のバスの後は17時までなかった!

危険すぎる新潟角田山の旅でした。

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