埼玉県民にとって、山梨県はちょっと行きにくい。
でも一度は行きたい大菩薩嶺。
なんといってもここは、バイカオウレンが咲く山なのです。
しかし初心者でも登れる手軽な百名山のため、
混むだろうなあと思いGWを避けました。
今頃行っても、もうバイカオウレン
終わっちゃったよね。
それに今日曇ってるし。
富士山、見えそうにないなあ。
大月までは特急あずさに乗り、そこからは各駅停車。
大月では沢山の登山者が降りました。
さらにそこから各駅で、登山者が降りていきます。
日曜朝の中央線は、登山列車ですね。
駅のホームには、そこから登る山をパネルで紹介。
聞いたことのある登りたい山が沢山。
甲斐大和駅からバスで、上日川峠へ行く途中
2名の方がバスを降りました。
外を見ると、牛奥ノ雁ヶ腹摺山登山口って書いてあります。
え、ここから登れるの?
知らなかった。
日本で一番長い山名のこの山、
絶対車でないと行かれないと勝手に思っていた。
それにコースタイム3時間弱って、
めちゃくちゃ登りやすいではないですか。
山梨、やばい県ですね。
1か月くらい滞在して、毎日登山したい。
上日川峠で降りて、皆さん福ちゃん荘方面へ歩き出します。
しかし私は石丸峠方面へ。
なぜか。
バイカオウレンに早く会いたいから。
石丸峠の先にある熊沢山に
バイカオウレンが咲いているらしいのです。
もう時期が遅いので、咲いてないとは思いつつ
もしかしたら少しは咲いているかもと
期待しているのです。
途中石丸峠への入口は崩落していて、
林道を250m歩いた先に新しいコースが出来ていました。
おなかがすいたので、コースに入る前におにぎりを食べましょう。
リュックを下ろしてふと見上げると、
林道がもう少しおいで、と誘っている感じがします。
なんかありそうな予感。
行ってみると、なんと真正面に富士山が!
今日は曇っているから、あきらめていたのに。
左から日差しを受けて、残雪が輝いています。
こんな美しい富士山、初めて見たなあ。
さすが山梨。感動。来て良かった。
そして次の課題はバイカオウレン。
熊沢山の北側斜面は苔だらけ。
バイカオウレンが咲くにはぴったりの場所。
そこに、いました!
4輪のバイカオウレンを発見。
すでに花から実へ変化し始めていますが、
そこも可愛い。
残っていてくれてありがとう。
来年はもっと早く会いに来るよ。
すれ違う人は誰も興味を示さないけど、
小さくて見えてないのかな。
今回私は大菩薩峠から大菩薩嶺に行きましたが、
ほとんどの人が山頂から峠に向かって歩きます。
なぜか。
歩きながら富士山が見えるからです。
私は振り向かないと富士山が見えません。
失敗したなあ。
でもそのおかげで、さらにバイカオウレンに会えました。
大菩薩嶺山頂から上日川峠へ下りる時、
間違えて丸川峠方面に歩き出してしまいました。
似てるよね、名前。
するとそこにバイカオウレンたちがいるではないですか。
こんなに咲いている所に出会えるなんて
思ってもみなかった。
ありがとう、ありがとう。
写真を撮って振り返りながら進み始めたら、
道が間違っていると警告するヤマレコ。
やばい、全然方向が違っていました。
でも間違えたからこそ出会えた奇跡。
来年来るときは
またこの場所も立ち寄りましょう。
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