白毛門から谷川岳をのぞむ

上越線

 もう何度通っただろう。

大好きな山、谷川岳。

初めて行った時に見つけた、土合橋付近にある白毛門登山口。

橋を渡るとすぐに崖が現れ、

足を踏み入れることが出来ませんでした。

そこから下山してきた山ガールにあこがれ、

登山道具を買いそろえ、おばさん山へ変身した私。

今日はその思い出の白毛門にチャレンジします。

 白毛門はずっと急登が続くので、

途中でギブアップしたというレコを読んだことがあり

無理なら引き返す覚悟で臨みます。

登山口から橋を渡ると、

いきなり現れた崖はなく、

登山道が整備されていました。

橋も壊れていると聞いていたのですが、

きれいに修理されていて感謝。

新緑のブナ林の中を少し進むと、

噂通り、急登が連続します。

ほとんど壁のような場所も複数あり、

さすが急登の白毛門。

でも、ただ平らな坂を登るより

手を使って登る方が疲れないんです。

アクロバティックで楽しい。

でも、ここ、どうやって下りるんだろう。

まあ、何とかなるでしょう。

 気になるお向かいの谷川岳はガスの中。

その代わりに花が迎えてくれました。

イワウチワは終わっていたけれど、

イワカガミやアカモノはこれから最盛期を迎えます。

そして大好きなタニウツギが美しい。

この季節はブナの新緑とタニウツギのピンク、

そして豊富な雪解け水に癒されますね。

 何とかたどり着いた山頂は、ガスが登ってきて真っ白。

あこがれの白毛門山頂標識

山頂にいたお兄さんに

どこまで行くのかと聞かれ、

ここで下山しますと答えました。

そう、白毛門は谷川連峰馬蹄形縦走の入口。

ここから谷川岳まで1泊2日で縦走するコースが人気なんです。

そのお兄さんは昨日谷川岳からスタートして、

最後の山頂である白毛門で

ガスが晴れるのを待っているとか。

すごいなあ。

昨日は天気が良くて、新潟方面まできれいに見渡せたらしい。

でも夜から風が強くなり、

テントが揺れて眠れなかったと言っていました。

それは怖かっただろうな。

私にはテントを担いで山を登る体力はありません。

あこがれの馬蹄形縦走

天気が良ければ隣の笠ヶ岳まで歩きたいけれど、

真っ白なのであきらめましょう。

 標高が下がると、ガスが晴れて

松ノ木沢の頭では、向かい側の谷川岳や一の倉沢が

やっと出迎えてくれました。

雪渓が残る一の倉沢

残念ながら山頂は雲がかかっていますが、

なんて美しい眺めでしょう。

これが見たかった!

おにぎりを食べながら、しばし休憩。

やっぱり、谷川連峰最高!

次回は西黒尾根にチャレンジしたいなと

さらなるレベルアップをのぞむおばさん山でした。

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