2年前、まだ山歩き初心者の頃
娘と栂池自然園に行きました。
が、雷雲が発生しゴンドラが停止。
再開してもいつ停止するかわからないので、
早めに下りてくるよういわれ、
1時間も滞在できませんでした。
白馬三山が見たかったのに、
雲が多くて手前の山しか見えなかったし。
また行きたいと思っていたところ、
新聞広告で1泊2日の栂池旅行を発見。
日帰り旅行よりお得だったので、娘と二人分申し込みました。
ただ宿泊旅行は天気が心配。
こればっかりは祈るしかありません。
旅行当日は土砂降りの雨。
だよね。6月ですから。
仕方がないので、2年前も訪れて時間をつぶした足湯カフェで、
まったりと過ごしました。
翌日は明け方まで雨が降っていましたが、
チェックアウトするころには止んでいました。
良かった。
ゴンドラを降りると、オオシラビソのいい香りがします。
栂池とはオオシラビソ(つがの木)の湿地(池)の意味らしい。
でも同じオオシラビソでも
八幡平で嗅いだ青森トドマツの香りとは違う匂い。
オオシラビソ以外の香りも混ざっているのでしょうか。
この香りをかぐだけで、幸せな気分になります。
水芭蕉湿原では、すでに水芭蕉は終わっていました。
今年は暑くなるのが早かったからなあ。
先を歩いていたご婦人方が、
花びらが濡れて一部透明になっていたチングルマを見て
興奮していました。
どうやら濡れると花びらが透き通ることで有名な
サンカヨウと間違えているらしい。
あなたも見た方がいいと声をかけられ、
とても喜んでいるので
それはサンカヨウではないとは言えませんでした。
花の名前が違っていても、
美しければ何でもいいよね。
ワタスゲ湿原までの道は、サンカヨウとシラネアオイの花畑。
木道に寝っ転がってカメラを構える人々。
その横を踏まないように避けて歩きます。
色々な楽しみ方がありますね。
歩くのが苦手な娘は、そろそろエネルギーが切れてきました。
でも、雲が晴れ天気が良くなってきたので
頑張って展望台まで歩くとのこと。
大丈夫かなあ。
ほとんど平らな自然園ですが、
展望台へは少し登ります。
展望台でお弁当を食べることを楽しみに、
途中ラムネや梅干し、ゼリーを与え、何とか登頂。
バテバテの娘は景色には目もくれず
一目散にベンチに腰掛け、弁当を広げます。
(弁当はゴンドラ乗り場の売店で予約しました。)
目の前に白馬大雪渓が広がっているというのに。
八方尾根から続く唐松岳。
大雪渓の両脇には
山頂は雲がかかってはいますが
白馬三山がくっきり見えます。
雪の残った北アルプスの山。
なんて美しいんでしょう。
あー、これが見たかった。
なのに娘はお弁当の鶏肉が焦げていると文句。
(確かにすごく焦げていました)
山には本当に興味ないのね。
その後は何度も休憩をはさみ
何とか1周してビジターセンターに帰還。
コースタイム2時間のところ
4時間もかかりました。
次は白馬乗鞍岳経由で白馬大池まで歩きたいな。
もちろん娘は留守番でね。
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