会津沼田街道

野岩鉄道

 1600年に真田信之が、

沼田城から会津若松に物資を運ぶために整備された街道、

それが会津沼田街道です。

群馬側の大清水から尾瀬沼を経由して

会津側の沼山峠へ。

そこからブナの森を通り七入まで、

登山道として今も残っています。

群馬側を会津街道(会津に通じる街道)

会津側を沼田街道(沼田へ通じる街道)

と呼ぶので、

今回は沼田街道を歩きます。

 バスで御池から沼山峠へ行くときに、

見晴らし台でバスを止めて

運転手さんが眼下に広がるブナの森を見せてくれるのですが、

その一部を歩けるなんて嬉しい道ですよね。

しかしそう思うのは私だけのようで、

沼山峠で下車した人はみんな

尾瀬沼方面へ歩き出しました。

まあそうよね。

ただこの時は最後まで誰にも会わないなんて

思ってもみませんでしたが。

日曜日なのに。

クマが怖いので、

ひたすらクマ鈴を鳴らし

独り言をつぶやいて歩きました。

静かな山歩きが好きな方にはお勧めの道です。

途中、抱返ノ滝とモーカサスの滝という

大きな滝を見ることが出来ます。

御池古道には湿地もあり、

尾瀬らしい湿原木道歩きも味わえます。

弱点は会津高原尾瀬口へ行くバスと

野岩鉄道の本数が少ないこと。

もっとゆっくり歩きたかったのですが、

16時台のバスが特急と接続しているので

これに乗らないと何時に帰れるかわかりません。

時計とにらめっこして

汗を飛ばしながら必死に

御池古道を駆け上がりました。

 しかしそれも今月まで。

9月30日で会津高原尾瀬口からの路線バスは

すべて廃止になってしまうようです。

そのため駅にある食堂はすでに休業。

これからは会津田島駅から尾瀬に向かうバスがでるようですが、

さらに遠くなる予感。

今だってバスで2時間かかるのに。

今月中に会津駒ケ岳に登っておかないと。

早く尾瀬夜行の予約を入れましょう。

会津高原尾瀬口駅、

好きだったのにな。

さみしくなりますね。

 

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