富士山のすそ野には、富士山に降った雨や雪が
湧き水として染み出ている個所が沢山あって、
きれいな池や滝が有名です。
でもそこをめぐるには
公共交通機関では難しいことが多い。
そんな時、目についたのがこのツアー。
月に一回のツアーを17回参加すると、
富士山のすそ野をぐるりと一周できます。
ウォーキングのツアーなので、
観光地にバスで降ろされるのと違い、
じっくりすそ野の自然と向き合うことが出来ます。
1回目は富士山駅近くの
北口本宮冨士浅間神社から出発。
そこから忍野八海まで8キロ歩きます。
と言っても舗装道路もあり、
登山とは違い平坦な道ばかりなので
あっという間でしたね。
先月富士山五合目まで登った時、
雷雨にあいトイレだけ借りて素通りした浅間神社。
ガイドさんの解説付きでじっくり見ることが出来ました。
富士山吉田口の登山口はこの中にあったんですね。
そんな大事なスポットを飛ばしていたとは。
樹齢千年の太郎杉や夫婦ヒノキのご神木にパワーをもらって、
153kmの富士山すそ野の旅、スタートです。
今日は小雨が降ったりやんだりの天気で、
富士山は全く見えません。
まあ、先は長いので今日はあきらめましょう。
1回目ということで参加者44名の大所帯。
移動するのも大変です。
いつも単独行動の私。
大丈夫かしら。
でも何も考えずについて行くだけって楽ちん。
今回は昼食はついていないので、
持参したおにぎりをバスの中で食べました。
そういうことが出来るのもツアーならではですね。
吉田うどんやジビエサンドを食べている人もいました。
道の駅の一角には、以前富士山山頂にあった
気象予報用レーダードームが移設されています。
中には入りませんでしたが
ガイドさんがレーダードームを富士山に設置する苦労を書いた
新田次郎の富士山頂という本を
紹介してくれました。
今度読んでみましょう。
そこから忍野八海まで、東海自然歩道を歩きます。
やっと森の中を歩けてうれしい。
忍野八海は富士山噴火の後、山中湖と忍野湖が出来たのですが
忍野湖は山中湖のように豊富な湧き水がなかったため
干上がってしまい
今では湧き水がある場所だけが
8か所池になっています。
富士山のきれいな湧き水が流れる小川には
梅花藻が生えていてびっくり。
中国では8という数字が縁起がいいので、
ここは中国人観光客がとても多い。
8か所目の出口池は少し離れた場所にあるので、
2回目のツアーで見ることになっています。
歴史と自然を感じられるこのツアー。
頑張って17回、参加してみようかな。
★今回訪ねた富士山世界文化遺産の構成資産
・北口本宮冨士浅間神社
・忍野八海
コメント