奥多摩湖から御前山

青梅線

 大岳山、三頭山、御前山で

奥多摩三山と呼ばれています。

大岳山と三頭山は登ったので、

最後の一つである御前山に

奥多摩湖から登ってみました。

 12月に入り紅葉も終わり、すっかり冬山。

ホリデー快速も青梅から奥多摩までは3月までお休み。

奥多摩駅のバス停も改修工事のため乗り場が変更になり、

登山シーズン終了といった雰囲気。

ですが、関東近郊の低山は

冬こそ登山シーズンだと思っています。

晴天率も高く、空気も澄んでいる。

落葉樹が葉を落としたので、展望が抜群。

ヒルもいない。

熱中症のリスクもない。

混雑もない。

ただ、寒い。とても寒い。

そこで今回のコースはあえて急登を選択。

急斜面を登っていれば

体もすぐにあったまるに違いありません。

 奥多摩湖から御前山に登るのは、

私の前を歩く黄色いウエアの70代と思われる男性だけ。

そしてこの方、このコースを登り慣れているようで、

急登を軽々登っていきます。

まあ、私はのんびりマイペースで行きましょう。

 第一の急登を乗り越えサス沢山山頂へ。

ここからの奥多摩湖は絶景でした。

サス沢山山頂より

大菩薩嶺が目の前に見えるのも素敵。

奥多摩、いい所ですね。

 次の急登は、惣岳山まで続きます。

息を切らしながらなんとか登っていると、

三名ほど下山してきました。

ここを下るとは、すごいなあ。

私は急斜面の下りは苦手です。

その方に、いいペースで登っていると褒められ

何とか急登をクリア。

惣岳山から御前山までは

階段が細かくついていて登りやすい。

右手に富士山も木の陰から見え始め

テンションが上がります。

御前山 富士見ベンチより

 御前山山頂には、東京都の御影石の山頂標識があります。

この御影石の置かれている山を

すべて登るのが私の目標。

9座あるのですが、これで4座クリア。

 下山は鋸山を経由して

奥多摩駅まで歩きました。

この鋸山の尾根は、やせ尾根でゴツゴツしていて

なかなか面白いコースなのですが、

御前山の急登で疲労した足にはきつかった。

その尾根を30代夫婦が10歳くらいの男児をはさんで

すごいスピードで下山していきました。

前を歩く母も早いのですが、

最後尾の太った父が、

男児の後ろにぴったりくっついて

彼を追い立てるように下りていきます。

父親の体で男児が飛ばされるのではと、

ひやひやしました。

車間距離のように人間距離、

山ではある程度とった方がいいですね。

今回怖かったのは、上の人が落とした石が

私の前を横切ったこと。

頭に当たらなくて良かったです。

石が動く下山道は注意が必要ですね。

耳を澄ませて歩きましょう。

そして自分も落とさないよう

十分注意しないと。

次は向かい側に見えた六石山に登りたいな。

当然この山にも

御影石標識があります。

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