以前から登りたいと思っていた山、日光白根山。
日光から登るとコースタイムが長いので
早朝から登る必要があり前泊が必須。
群馬からはアクセスは悪いが
(上越線沼田駅からバスを2本乗り継ぐ)
ロープウエイに乗れば
短時間で登れます。
でもやっぱり足で登って下りたいですよね。
そんな時見つけた東武日光夜行。
夏場は東武尾瀬夜行なのですが、
10月の紅葉シーズンだけ
日光夜行になるんです。
去年はそれに乗って
男体山に登りました。
その時向かい側にそびえたつ日光白根山をながめ、
来年は絶対登ると決意。
早朝5時半に湯元バス停で下車。
登山口のある日光湯元スキー場まで
温泉街を歩いていると、
浴衣姿の女性温泉客に
おはようございます
と挨拶されました。
そんな恰好で寒くないのかな。
きっと旅館に帰って
外寒かったから冷えちゃった
温泉に入ってくるね
なんて会話しそう。
そしてあったまった体で
美味しい朝食を食べるんだろうな。
それに比べて私は、
夜行列車で寝不足の体で
これから数時間
急斜面と格闘するんだな。
朝ごはんは冷えた焼きおにぎりだけ。
なんだかみじめな気分。
でもいいんだ、これが私の選んだ道だから。
誰もいないスキー場。
クマが怖いので、クマ鈴を鳴らします。
途中3名の男性に抜かれ
独りぼっちで前白根山に到着。

ここからは人も増えて
やっと百名山らしくなってきました。
途中ロープウェイ組と合流し、
激混みの山頂に到着。
岩の上の山頂標識前はさらに大渋滞。
こういう時は前の人と次の人の入れ替えのタイミングに
一瞬無人になる標識を撮影します。
自分が入らない撮影は
隙を狙うのがポイント。
曇りの天気でしたが、
中禅寺湖に男体山、
ずっと見たかった五色沼がきれいに見えて大満足。
菅沼登山口に下山し
さあ、どうやって帰ろうか。
日光に戻るか、鎌田行きに乗るか
下山時のバスの時間で決める計画。
日光方面は12時過ぎに出発したばかりで
次は16時までない。
とてもこんな所に3時間もいられません。
鎌田方面は30分後に来るので、
群馬経由で帰ることに決定。
日光夜行は帰りの交通費込みの値段だから
本当は日光に帰りたかったけど、
ロープウェイ代をケチって
歩いて下りたことだし
日光はいろは坂が渋滞するだろうし
金精道路をバスで走るのも体験したいし
と、お金がかかることを覆す理由を
色々考えてしまうケチな私。
そして金精道路のドライブは
紅葉と丸沼の青い水面が美しくて、
とても幸せな経験でした。
群馬や栃木って首都圏なのに
自然が豊かでいい所ですね。
また来年もお世話になります。



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