娘と二人で電車旅

東海道線

 娘が琵琶湖の周りを走る湖西線に乗りたいというので、

一泊二日の旅行に出かけた。

琵琶湖付近で泊まりたかったが、

京都旅行の人にホテルは予約されて満室。

仕方がないので敦賀に宿泊し、

北陸新幹線で帰るプランを立てた。

 久しぶりの東海道新幹線。

コーヒーやお菓子を買って

車内で楽しもうと思ったのに、

なぜか数分後に出るひかりに飛び乗ってしまった。

そこで名古屋で途中下車し、

新幹線ホームにあるきしめん屋で腹ごしらえ。

その後、こだまに乗り米原で下車。

琵琶湖線に乗り換えて彦根へ。

彦根駅前のビルを通ると

足湯無料の看板が。

娘が入りたいというので、

彦根城の帰りに寄ってみた。

 4階のフロアに着くと

そこはカルチャーセンター。

卓球する人を見ながら足湯を探す。

いやいや、こんな所に足湯はないでしょ。

あったのはパチンコ玉大のビーズが入った四角い桶。

桶からはコードが伸びていて、

電気で温める仕組みのようだ。

そこにビニール袋をかぶせた足を入れて温まる仕組み。

雨に濡れた足を温めるには十分だが、

なんだかなあ。

これを足湯と呼ぶのは違うのではないか。

まあ、無料だし。

カルチャーセンターの受付のおばさんに

足湯に入りたいと声をかけたら、

何とかカード(たぶんカルチャーセンターの会員証)は持っているかと言われた。

もちろんそんなものは持っていない。

もしかして観光客?

はい、そうです。

もしかして会員専用なのかな。

と思ったが、ビニール袋を渡され

無事入浴。

途中で隣の桶に地元のおじさんも入浴。

慣れた手つきで足にビニール袋を装着。

おじさんは新聞を読み、

私は目の前のネットの中で卓球する

おばさん達をぼーっと眺めていた。

 そんな寄り道ばかりしていたら、

肝心の湖西線に乗るころには

すっかり日も暮れて琵琶湖は見えず。

その上本数が少ないので

敦賀に着くのが20時過ぎになりそう。

娘が夕食はどうするのだと抗議。

Googleマップをひらきレストランを探す。

どうやら近江今津駅周辺に何軒かあるらしい。

下車すると真っ暗な駅前に

一番星という喫茶店を発見。

普段なら素通りしそうなレトロな店構えだが、

おなかをすかせた二人にはそれこそ希望の星。

ドアを開けるとタバコ臭い。

が、この際そんな贅沢は言ってられない。

酔っぱらったおじいさんの客が一人。

その向かいに座っていたおばさんが店の人らしい。

その方曰く、ランチタイムは閉店まで続いているので

(意味不明)

それにしなさいと勧められた。

私は生姜焼き、娘はハンバーグを選択。

大盛ライスとみそ汁、

食後のコーヒー付きでなんと

ランチタイム値段の1100円。

激安!

食事を作り終わると

店のおばさんは客のおじいさんと

再びビールを飲み始めた。

なかなかディープな店であった。

 旅ってこういう地元の方との触れ合いが

一番心に残る。

今度はもっと時間を取って

琵琶湖周辺の山に登りたいな。

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