尾瀬 至仏山に登る

上越線

 日曜日、職場の方の結婚式に呼ばれ、乾杯のあいさつをしました。

その後ドレスを脱ぎ捨てて登山服に着替え、

夜行バスで尾瀬に向かうというハードスケジュール。

夜行バスは日曜夜ということもあり6名しか乗車せず。

シートを倒しゆっくり眠れました。

 尾瀬戸倉に4時前に到着。外は満月。寒い!!!

手袋とネックウォーマーを装着し、バスの待合室に駆け込みます。

ダウン持ってくればよかった。

9月だからと油断しました。

おにぎりを食べて5時のバスに乗車。

 バスで鳩待峠に着いたら日が昇っていました。

体が重い!でも大丈夫。この山は入りが緩やかなんです。

歩いているうちにエンジンがかかるでしょう。たぶん。

歩くとすぐに暑くなり、手袋や上着を脱ぎます。

さっきまでダウン必要と思っていたのに、おひさまの力ってすごいですね。

 いつもは夏に登るので花が咲き乱れているんですが、やはり9月は少ないですね。

でも大好きなトリカブトの最盛期。存分に楽しみました。

天気がいいので右側に燧ケ岳と尾瀬ヶ原がきれいに見えています。

尾瀬ヶ原は上から見ると狭く感じるなあ。歩くと果てしないんだけど。

体力があったら、鳩待峠から山の鼻に1時間下って

尾瀬ヶ原を堪能してから至仏山へ登るのがベストですね。

 すべる蛇紋岩に悪戦苦闘しながらなんとか登頂。

360度山が見えています。尾瀬ヶ原もバッチリ。

燧ケ岳と尾瀬ヶ原

3度目にして初めての晴天に大感激。

去年は尾瀬ヶ原に雷雲が立ち込めていて、

下山時は土砂降りだったからなあ。

そんな中登ってくる観光客のカップルがいました。

透明なレインコート(売店で400円くらいで売っているやつ)を着て、

それも上は彼女、下のズボンは彼氏が着用。

14時過ぎから山へ入るのも無謀だし、

(山では14時過ぎたら新しいところへは向かわないのが鉄則)

土砂降りの中の登山も無謀。

街着で百名山に入山するのも無謀。

まあすぐに帰るのだろうと思っていたら、

カップルに話しかけられた人の話では

頂上を目指しているとか。

はあ?

宿を取ってあるから大丈夫って言ってたわよって、

この山には山小屋はありません。

宿って戸倉のことだよね。

最終バスは16時台じゃなかったかしら。

私に話しかけてくれたなら、すぐに下山するように言ったのに。

山をなめてはいけません。

日帰り登山しかしない私でも、

ほとんど使用したことのないツェルト(簡易テント)、ヘッドライト、レインコート、

遭難時用のチョコレート、救急セットは必ず持参。

GPSで自分の位置を把握し、リアルタイムで子供たちに位置情報をとばし、

同じ場所に数時間とどまるようなら救助を依頼できるようにしています。

 あら、せっかく晴天の至仏山なのに、去年を振り返りすぎました。

山頂では富山と高知と東京からきたおじさま方と出会いました。

富山、高知の方は百名山ハンターですね。

高知の方はしばらく滞在しているようで、見渡せる範囲の百名山を登られたようです。

昨日は男体山に登ったと言っていました。

富山の方は昨日は日光白根山に登ったようです。

富山は3000m級の高い山ばかりで、日帰りで絶景を見るのが難しく

関東がうらやましいとのこと。

北アルプスの富山に住んでいて

わざわざ関東に来なくてもと思ってしまうのですが、

高尾山や御岳山のようなお手軽に紅葉がみられる山に行かれていいですねと。

なるほど。

 下山時に東京の方と少しご一緒したのですが、

尾瀬沼のニッコウキスゲの時期に同じところを歩いていたようです。

その方も日帰り登山専門で、

百名山ハンターはお金と時間が必須で無理と、話が合いました。

尾瀬ヶ原は水芭蕉の季節が一番とのこと。

クマが怖いですが、来年チャレンジすることにしましょう。

晴天の楽しい山旅でした。

 

 

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