秋の木曽駒ケ岳

中央線

 今年の初夏、雨の中千畳敷カールへ行きました。

花は咲き乱れていたのですが、雨のため山が全く見えなかったのが心残りでした。

9月下旬から紅葉シーズンということで、25日に再チャレンジを計画。

今回は秋で花は少ないので、木曽駒ケ岳に登ってみましょう。

 木曽駒ケ岳に登るためには、まず難関の乗越浄土までの急登があります。

初めて千畳敷カールに来た時に登ったことがあるのですが、

登山初心者だったこともあり、ペース配分を間違えたため

きつくてきつくて、二度と登らないと思った記憶があります。

でもあれから2年、私もすっかりおばさん山。

乗越浄土への急登も何とかなるはず。

秋晴れの中、気持ちのいい登山開始です。

本当は前日に入って早朝から登り始めたいところですが、

時間とお金の関係で12時スタートになってしまいました。

コースタイムは3時間。ロープウエイの最終が5時なので時間は十分あります。

2612mの高度スタートなので、

本来はしばらくカール内を散策して高度に慣らさないといけません。

しかし秋の日は短い。

時間がないのでさっさと行きますよ。

自分ではゆっくり登っているつもりですが、

段差が大きくてどうしてもペースが速くなってしまいます。

酸素不足もあり、鼻の奥も痛み出しました。

やばい、高山病か?

下山者に道を譲りながら小休止をはさみ、

なんとか乗越浄土へ到着。

今日は晴れていて空気も澄んでいるので、遠くの山も見渡せます。

目の前に南アルプスが広がり、小さいですが富士山も見えました。

高山ならではの景色をしばし堪能。

 そこからは中岳を経由して木曽駒ケ岳まではさらっと歩けます。

偽ピークもなく拍子抜けするほどでした。

(偽ピークとは山頂かと思って登ったら、違っていたというやつです。)

木曽駒ケ岳山頂

中央アルプスである木曽駒ケ岳山頂からは、北アルプス、南アルプスがくっきり見えました。

槍ヶ岳を肉眼で見るという、おばさん山の目標が一つ達成です。

(次はもっと間近で見たい)

甲斐駒ヶ岳は凛として、いつ見ても素敵な山ですね。

いつか登ってみたいなあ。

下山時には御嶽山も見えました。

花は乏しくても山がたくさん見えて大満足。

秋の山、最高!

 しかし、大変なのはここからでした。

紅葉にはまだ早かったので、そこまで混んではいなかったのですが

三連休最終日、ロープウエイは整理券を配り30分待ち。

(紅葉シーズンは2時間待ちらしい)

17時の高速バスには乗れず、急遽JRで帰宅することに。

しかし、あずさの指定席は満席。

特急料金を満額払って、2時間以上新宿までずっとドアの前に立ち乗り。

(自由席料金を作ってほしい)

登山の後の苦行にクタクタ。

紅葉シーズンに人気の山へ行くのは絶対避けようと誓いました。

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