秩父には長瀞の宝登山を歩く長瀞アルプスと、皆野の破風山を歩く皆野アルプスがあります。
宝登山はロウバイから始まり、梅やつつじなど花が豊富。
ケーブルカーもあり、観光客にもとても人気です。
私も2月は毎年ロウバイを見るために登ります。
皆野アルプスは長瀞アルプスと比べて少しハード。
距離も長いし鎖場もあります。
花は少ないですが、やせ尾根や崖登りはスリリングで、なかなか楽しいです。
前回は秩父華厳の滝を見る前にバスがやってきたので、つい乗ってしまい後悔。
バスの本数が少ないので、乗り遅れると大変なんです。
今回は絶対滝を見たかったので、逆コースを選択。
皆野駅から町営バスで秩父華厳の滝へ向かいます。
平日の早朝ということもあり、学生が早々に降りてしまうと
バスは私の貸切。
滝は小さめですが、水の流れる岩が赤いのにびっくり。
あんな岩が秩父にあるとは。
興味深いですね。
華厳の滝から少し坂を降りたところに、皆野アルプスの登山口があります。
初めは杉の植林の中を淡々と登っていきます。
そこを抜けるとお楽しみの崖登りの始まり。
崖といっても距離が短いので、登りは鎖は使わなくても大丈夫。
登りきると展望が開け、奥秩父の山並みが広がります。
真冬は空気が澄んでいるので、遠くまでくっきり見渡せますが
今回は10月上旬。山はかすんでいました。
でも低山は木が生い茂って展望がない山が多いので、
崖を登るたびに展望が開けるこの山は楽しいですね。
頂上からは日光方面も見渡せます。
頂上から少し下がると広い東屋があり、休憩スポットとして人気があります。
頂上は人が多く日陰がなくて暑いので、
(冬は風が強くて寒い!)
私は毎回この東屋で昼食を取ります。
猿岩を見ながら下っていると、一心不乱に登ってくるおじさまがいました。
挨拶するとびっくりして私を見上げ、
今まで誰にも会わなかったから驚いたよ、とのこと。
平日の秩父の山はほとんど誰にも会わなくて、さみしいことが多いですよね。
紅葉が美しい季節はどこの山も大混雑しますが、
そんな時でも秩父の山は平日ならゆっくりできます。
真っ赤な紅葉をじっくり楽しむには秩父がおすすめ。
でも一度くらい、栗駒山や涸沢カールの紅葉も見てみたいなあ。
翌日は崖登りのおかげで、手も足も筋肉痛になりました。
コメント