初めての草津温泉

吾妻線

 草津温泉、名前はよく聞くのに行ったことがありませんでした。

草津白根山は火山活動が活発で、ただ今入山禁止。

ということで今回は純粋に温泉を楽しみます。

80歳の母がこの頃全く旅行に行っていないので、

一緒に行くことにしました。

たまには親孝行しないとね。

娘、息子も連れて4人で家族旅行です。

 行きは東京駅からJRバスにて草津温泉へ向かいます。

時間はかかりますが一人2500円と激安。

草津は9度と気温は低く温泉日和です。

風がないためかそこまで寒くは感じません。

母はあまり歩けないので、階段の上のお寺は私だけで行こうとしたら

歩く練習だと果敢に長い階段を登ります。

階段の横に黄色い菊が咲いており、母はキレイキレイと嬉しそう。

近所の人が植えた栽培品種なんですけどね。

まあ、楽しそうでよかった。

階段の上のお寺からは、草津の湯畑を上から眺めることができます。

母はお土産にとお守りを購入。

誰に渡すのかしら?

 階段下に白旗温泉の源泉があったので、そちらに寄りました。

覗き込むときれいなエメラルドグリーンのお湯がボコボコ沸いています。

投げられたお金がpH2の強酸と硫黄成分で真っ黒に変色していました。

母はなぜ白旗温泉なんて名前なのかと不思議そう。

白旗なんて負け戦で縁起が悪いと。

どうやら源頼朝が発見し、源氏にちなんで白旗と名付けたようですね。

 寄り道も終わり、やっと湯畑観光です。

湯畑

源泉が55度と熱いので、湯畑で温度を落としているようですね。

さらに湯の花も採取できるという仕組み。

最後がお湯の滝になっていてなかなかの迫力。

緑の藻が生えていて、不思議な景観です。

夜のライトアップも想像以上に素敵でした。

湯気と光の共演が幻想的。

娘はライトアップ好きなので興奮していました。

湯畑のライトアップ

 草津のもう一つの見どころは西の河原公園ですね。

公園内のいたるところに温泉が湧きだしていて、それを間近に見ることができます。

疲れた母と娘は、入り口近くの足湯で休憩。

私と息子で一周しました。

立ち入り禁止の向こうの湯気がすごくて、なかなか迫力がありました。

私の散歩中、娘は足湯のそばのトイレに入ろうとして

ぼくちゃん、そこは女子トイレだよとおじさんに止められたらしい。

確かにショートヘアに水色のパーカー姿は、男子に見えなくもない。

でも26歳なのにぼくちゃんって。

 今日の宿は湯畑隣の大東館です。

近くていいですね。建物は古いけど。

小食の母と胃の調子が悪い娘がいるので、

食事はバイキングにしました。

母は浅間山という地酒を飲んで、食事の味がいいとご満悦。

息子もプラスという地酒(一番値段が高かった!)を堪能。

お酒は別会計だからと文句を言う私に

あなた、仕事好きなんだからいいでしょと母。

仕事好きなわけないでしょ。生活のためでしょ。

酔っ払いに反論しても無駄でした。

 お風呂は源泉がそこにあるためか熱くて熱くて、

内風呂は足をいれるのがやっと。

露天風呂があってよかった。

pH2の酸性のため、傷にしみるのですが治りが早そう。

私は夜と朝の2回入りましたが、1日3回までにした方がいいようです。

母は帰宅後、体が動きやすいと温泉の効果を実感。

 翌日は熱乃湯で湯あみショーを見ました。

一番前に座ったら、湯あみショーのお姉さまに質問されることに。

草津の楽しみにしていることを答えよ、との問いに娘と二人で

湯畑、温泉、西の河原公園、温泉饅頭などと答えていたら

息子がそろそろ言ってあげたらと。

そうか、湯あみショーと言わないとこの質問は終わらないんだ。

空気読めなくてごめんなさい。

湯あみショーはクライマックスが楽しいです。

隣の親子がおーおーと盛り上げてくれました。

詳しくはYouTubeでお楽しみください。

 草津白根山はコマクサが咲き、湯釜も楽しめる山です。

火山活動が落ち着いたら行ってみたいなあ。

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