冬の箱根 金時山

東海道線

 12月に入り、花も紅葉も終わった山。

何を楽しみに登るかというと、やっぱり富士山ですね。

冬は空気が澄んでいて晴天も多く、そして雪が積もった美しい富士山が見られます。

富士山が見られる山は数多くありますが、今回は大人気、箱根にある金時山へ。

でも前日雨が降ったので、雲が湧いて富士山は見られないかも。

今回は息子と登山なので、計画を変更しにくい。

とりあえず、行ってみることにしました。

 以前は箱根湯本からバスに乗っていたのですが、

小田原から乗ると始発なので座れて便利。

バスを待っている間におにぎりを食べて朝食にしました。

仙石のバス停で降りて金時山登山口から登ります。

話し相手がいると退屈な車道歩きも楽しい。

前回夏に来たときは、

山に登らなくても箱根は楽しめるのにとブツブツ言っていた息子も

おばさん山である母に慣れたようで、景色を楽しんでいました。

この道は笹が両脇に生い茂って風情があります。

振り返ると大涌谷から芦ノ湖が見渡せて、とても気持ちがいい。

標高を上げると昨夜の雪が残っていました。

また木々の間から雪をまとった丹沢の山々がみえて、冬山を堪能。

あー、来てよかった。

山頂から見えた富士山は、やはり雲をかぶっていました。

ご飯食べている間に雲が晴れるかもと、金時茶屋でしめじ汁をいただきました。

花みかんというみかんの皮を干して砕いたものをかけて食べたら絶品。

花みかんは非売品なので、かわりにゆず唐辛子を購入しました。

これを家で豚汁にかけたら、すごくおいしかった。

冷蔵庫に入れておくとゆずの香りが一年楽しめるようです。

 肝心の富士山は昼食の間にさらに雲に隠れてしまったので、

あきらめて下山しましょう。

帰りは乙女峠へ下りたのですが、

右側の木々の間からは丹沢や富士山がちらちら見え、

左側が開けると大涌谷と芦ノ湖が広がり

とても気持ちのいい下山道です。

富士山もだんだん雲が晴れてきて、

乙女峠ではだいぶ顔を出してくれました。

乙女峠より

 ここからの下りでは集中力が切れて、2回も転倒。

会話していると足元がおろそかになりますね。

気を付けないと。

山での転倒は命取りです。

次回から必ず下山はポールを使うことにします。

 金時神社の駐車場に、大人気アニメのエヴァンゲリオンとコラボしたトイレがあります。

以前から行ってみたかったのですがチャンスがなく

やっと入ることが出来ました。

息子が言うには、男子トイレには例の字体で

一歩前へ

と書いてあったようです。

見たかったなあ。無理だけど。

 バス停までの途中にカフェがあったので、ケーキセットで一休み。

一人だと素通りしてしまうけど、

誰かと一緒だとついつい寄り道してしまいます。

それが楽しい。

 

 小田原駅でバスを降りて、さてビールでも飲もうと店を物色していたら

素敵な和食の店を見つけました。

すごく豪華な内装だから高いのではと思ったけれど、

ボーナスも出たしね。

息子は日本酒が好きだし、小田原で刺身も食べたいし。

が、高すぎました。。。。

世の中にはこんなに高い店があるんですね。

刺身が5切れで三千円、日本酒飲み比べセット三千円

他にはかまぼこしか食べられず。

息子にはお金はあの世に持っていけないからと言われたけど、

あの世はまだ遠そうだし。

美味しかったけど、逆にお腹がすいたので、

駅前のフードコートでしらす丼を食べました。

海のそばの山は美味しいものがいっぱいで、楽しかったです。

 

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