普通、イワカガミはピンク色をしています。
白いイワカガミが甲府の山で見られることを知り、早速行ってきました。
甲府駅から湯村山登山口までは、徒歩で30分ほどかかります。
今回は体力のない娘を連れているので、駅からバスに乗りました。
しかし北口から北へ進むはずのバスが、なぜか南に進路を変えます。
一度南口に行くのかなと思って乗っていたら、その後東に進むではないですか!
(行きたいのは北西)
慌てて下りてバスで甲府駅に戻りました。
行先はあっているのに方向が違うとは!
循環バスだったのかしら。
バスの待ち時間もあり、ロスタイム1時間。
仕方がないので歩いて登山口に向かうことに。
初めから歩いておけばよかったよ。
すっかり太陽が高くなり暑くなった車道歩きで、
案の定娘はバテバテ。
今回は3つの山を縦走する計画でしたが、
最初のピークである湯村山で娘はギブアップ。
一人で下山してしまいました。
でもこの山、真正面に富士山が見えてとても良かった。
その後私は、白いイワカガミを探すために進みます。
4月中旬なのに、甲府の山はすっかり初夏の装い。
新緑がまぶしい。気持ちのいい尾根歩きです。
そして突然南アルプスが見えました。
まだ雪が残っている白い山に感動。
甲府っていいところですね。
来てよかった。
南アルプスを見ながら歩みを進めると、白山に出ました。
石灰岩の山のようで、登山道は真っ白。
そして左から富士山、南アルプス、甲斐駒と見渡せて絶景が楽しめました。
晴れていて本当に幸せ。娘も来れたら良かったのに。
そして北側斜面で白いイワカガミにご対面。
ピンクもいいけれど白も可愛い。
一眼レフで写真を撮っているおじさんが、
もう終わりかけだねと言っていましたが、
これだけ見られれば満足です。
しかし、斜面一面に咲いているのを期待していた人たちが、
登山道から外れた急斜面を降りてイワカガミを撮影。
それを見ていた他の登山者も次々斜面を降りて撮影。
負の連鎖です。
イワカガミが生えている土は、フワフワしています。
そんなところに足を踏み入れたら、土が流されて来年咲かなくなってしまう。
花は登山道から撮影しましょう。
私も気を付けないと。
帰りは湯村温泉に降りる登山道を選択しましたが、
これがすごく急斜面で、下山には不向きでした。
転がるように何とか下りましたが、
下山はコースをよく確認しないと足を痛めます。
筋肉疲労が激しく、娘の待つファミレスまで歩くのが大変でした。
痛む足を引きずりながら歩いていると、
向こうから坂道をスイスイ登ってくる地元のおばあさんに会いました。
帽子をかぶっているだけで、荷物も持っていません。
そして用水路脇からひょいと山に入っていきました。
散歩のようです。
新緑の山道を歩く後姿を眺めながら、
私も将来こんな風に山を楽しめたらいいなと思いました。
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