富士山すそ野一周ツアーで訪れた忍野八海。
そこから、すすき野原が広がる不思議な山が見えました。
調べてみると、その山は高座山で
そのまま歩くと杓子山に登れるらしい。
杓子山は山頂に素敵な鐘があり、
以前から一度登りたいと思っていたんです。
どうやらすすき野原の斜面には
大好きなムラサキセンブリが咲くとか。
でも来年まで待てないので、
今回行ってきました。
富士山駅からバスで忍野役場前で降りると
登山口に近いのですが、
冬はトイレが恋しい季節。
勝手知ったる忍野八海の駐車場トイレを借りるべく、
忍野八海で下車。
ツアーで来たときは全く見られなかった富士山が、
想像以上に間近に見えてびっくり。
こんなに近かったのね。
その後登山口までずっと見えている富士山。
忍野村の方は毎日、この大きな富士山と一緒に
暮らしているんですね。
すすき野原が広がる高座山は、
遠くから見るととても素敵なんですが、
あまりにも斜面が急で登りにくい。
センブリってこういう場所が好きなんですよね。
この急斜面を登りながら
センブリを探すのは大変そう。
土が柔らかいので、踏ん張りがきかず
滑るのなんのって。
下山ではまるでスキーのように滑り、
しりもちをついて止まりました。
すすき野原は南斜面で日当たりが良く
暑くて上着を2枚脱いだのですが、
高座山山頂からは北風が吹き付け
脱いだ上着を2枚着てもまだ寒い。
下山する家族連れの小学生が、
今2度だって、というのを聞き
さらに寒さが増します。
なんだってこんな寒い日に私は
こんな寒いところを登っているのか。
冷たい風に体力が奪われ、いつもの力が出ません。
杓子山に着いた時には疲労困憊。
まだ2時間半しかたっていないのに。
その上あんなにきれいだった富士山は、
半分雲におおわれているではないですか。
予定では、さらに先にある鹿留山まで歩く計画。
ちょうど行って帰ってきたら、
富士山の雲も晴れるかも。
重い体に活を入れ
鹿留山を目指します。
鹿留山への稜線は、風も弱く
いつもの元気が復活してきました。
寒いとこんなに体力が奪われるなんて、
冬は気を付けないといけませんね。
杓子山から鹿留山へ向かう途中に、
山中湖と富士山が見える絶景ポイントを発見。
帰りは雲も晴れて、素敵な富士山が見えました。
今がチャンスと杓子山に急いで戻り、
絶景の山頂写真をゲット。
誰もいない山頂を独り占めできて大満足。
ただ、とにかく寒いので
ムラサキセンブリの季節に登るのがベストでしょう。
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