碁石海岸

大船渡線

 みちのく潮風トレイルを知っていますか?

青森県八戸市から福島県相馬市までをつなぐ、

全長1000キロを超えるロングトレイルです。

震災から15年、

東北太平洋沿岸がどうなったのか

一度この目で確かめたいと思い、

このみちのく潮風トレイルを歩くことにしました。

と言ってもあまりにも長いので、

どこを歩いていいのかわかりません。

そこで四角友里さんの山登り12か月という本を

参考にプランをたてました。

土曜日仕事の後で出発すると、

気仙沼到着が20時。

そこで気仙沼に1泊し

翌朝BRTで碁石海岸へ向かうことに。

 碁石海岸付近は断崖絶壁が多く

三陸復興国立公園として整備されていて、

震災の爪痕はあまり感じられませんでした。

ただBRTで通った陸前高田市。

沿岸部はまっ茶色の世界が広がり、

高台に真新しい家や店、病院が建っています。

古い建物が全く見当たらないことが

こんなに違和感を覚えるものだと実感しました。

 今回歩いたトレイルの漁港周辺には

高い堤防が張り巡らされ、

海が全く見えません。

でもその堤防の向こうでは、

漁師の方が船の手入れをしていました。

 3月なのに冷たい風が強く吹き付け、

帰りのBRTを待つ間に

海で濡れた足がジンジン冷えてきました。

壁に囲われた風の来ない待合室で

濡れた靴下を履き替えながら、

この冷たい海の水に濡れたまま

冷たい風に吹かれて

救助を待っていた人のことが

自然に頭に浮かんできました。

さぞかし寒くて辛かっただろうと。

3月の東北がこんなに寒いなんて、

テレビを見ていただけではわからなかった。

来て良かった。

歩いて良かった。

 また来年3月に

みちのくトレイルを歩こう。

この美しい三陸海岸を目に焼き付けるために。

そして震災を忘れないために。

 

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