紅葉の牛の寝通り

中央線

 大菩薩嶺の登山口である上日川峠。

そこから大菩薩嶺には向かわずに、

石丸峠から小金沢山方面へ進むと

牛の寝通りへの分岐が現れる。

そこから牛の寝へ向かう尾根を

牛の寝通りと言うらしい。

以前見たYouTubeの動画では、

真っ赤なカエデの紅葉が見事だった。

ぜひ私も紅葉の時期に歩きたいと思い、

今回行ってみることに。

 牛の寝通りを歩いて

小菅の湯へ下りる計画を立てたのだが、

小菅の湯からはバスが3系統あるので

本数があると安心して

最終バスの時間を確認していなかった。

甲斐大和駅から上日川峠行きのバスの中で、

最終バスを調べたら

なんと15時25分!

ヤマレコの計画では、

下山予定時刻は16時51分。

コースタイム通りでは間に合わない。

1時間以上巻けるのか?

コースは下りがメインなので、

小走りに下りれば間に合うか?

そんなことを揺れるバスの中で考えていたら、

軽く乗り物酔いしてしまった。

何しろ紅葉の日曜日。

いつもなら補助席に座らせてくれるのに、

混んでいるから立つように指示。

このバス、こんなに揺れるんだ。

本当は石丸峠のバス停で下りたかったのだが、

そこにはトイレがない。

それならトイレのある終点で下りようと決めたので、

バスの後方に立つことになってしまった。

最終バスの時間を事前に調べておけば、

石丸峠で降りると言えたのに。

そうしたら次のバスの前の席に座れたのにな。

なんだか今日はうまくいかない日になりそうだ。

 不穏な気分のまま歩き出したが、

途中のお気に入りのスポットで

富士山を見たら

そんな気持ちは吹っ飛んだ。

数日前に初冠雪を迎えた富士山の美しいこと!

いつもバイカオウレンの咲く春に登るので、

カラマツの黄葉と富士山が新鮮。

来て良かった。

 このまま大菩薩嶺に登れば

ずっと富士山が見られるのだが、

今回は牛の寝通りを歩くので

小金沢連嶺に富士山が隠れてしまった。

残念。

そして期待していたカエデの紅葉は、

早すぎたようで

まだ緑色だった。

紅葉は合わせるのが難しい。

仕方がない。

また来年チャレンジしよう。

 その後最終バスに間に合わせるべく、

下山をかっ飛ばしたら

右膝に違和感が走る。

そう、これは痛みが出る前のサインだ。

塔ノ岳のバカ尾根を登った時も、

今回と同じ違和感を感じた。

ヤバイ。

塔ノ岳と同じように痛み出したら、

最終バスには間に合わない。

膝を叩いて何とかごまかし、

小菅の湯に無事下山することが出来た。

どうやら塔ノ岳を登った時よりも、

膝が鍛えられたようだ。

それにしても下山は気を付けないと、

膝に負荷がかかりすぎる。

次からはもっと

ゆっくり歩ける計画を立てよう。

せっかくの登山が

タイムトライアルになるのは嫌だ。

登山は計画が命なのに、

毎週登るので

この頃何か抜けていることが多い。

次回からは初心に帰って、

しっかりした計画を立てて

ゆとりある登山を楽しもう。

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